はろー ゆうきさんです。
今日は例文暗記のコツの話。画像は今受講生と使っているテキストです。
英作文は英「借」文だから、とにかく暗唱文覚えろ言われて、受験生時代は構文150やらDuoやら暗記させられテストされたものでした。ただ、覚えるとそのフレーズがぽんと出てくるようになるので、暗記の効力(丸暗記じゃなくて理解伴わないとなのは言うまでもなく)を信じ今も例文暗記を通じ、writing、speakingの足腰を築いております。
ただその暗唱。ただひたすらに和文読んで英訳を繰り返すと、高確率でやみます。「あー、まだ全然思い出せないやん」て。高校時代の僕もそうだったし、その時に以下の方法知ってたらもっと楽しく暗記できたかも。工夫力がなかったあの時の僕(合掌
てなわけでさっそく短文英訳の暗記方法をお伝えします。
この方法は、第二言語習得研究(SLA)における「チャンキング」と、ヒントを徐々に手放していく設計(scaffolding fading)を組み合わせたものです。意味の塊で英語を処理する習慣がつくことで、単語単位ではなく文レベルで英語を運用する力が育ちます。また、頭文字というヒントがあることで「思い出せそう」という感覚が生まれ、ゼロの状態から絞り出すよりもポジティブな気持ちで取り組めます。この「ちょうどいい難しさ」が学習意欲と記憶定着の両方を高めることは、認知心理学の観点からも支持されています。
1.まず、意味の塊ごとに英文の頭文字を和訳の上か下に書いていきましょう。そんで、意味ごとの区切れがわかりやすいように、それぞれの塊の間にスラッシュを入れるか離すかする。まずは1ページ終わらせる。
2.次に和文、英文の順番で読みます。その後、ヒントの頭文字を見て英訳していく。
(例えば、「SNSの普及によって、人々のコミュニケーションの形が大きく変わった。」て文なら、その和文を音読。次に英文を音読「The spread of social media has dramatically changed the way people communicate.」。そのあと、和文の上か下に書いた頭文字ヒントを見ながら意味ごとに英語に直していく。この例文の場合、まず「T s o s m」と意味の塊が書いてあるはずなので、それを見て The spread of social media を言ってみる。言えなければ答えの英文をすぐ見る。次に「h d c」を見て has dramatically changed を言う。これも言えなければ横の英文を見て言う。最後にt w p cを見てthe way people communicateを言う流れ)
和文→英文の順で英文をまず一度全部音読しているので、頭文字ヒントを見ての英訳はやりやすいはずです。ヒントは繰り返すたびに意識しなくなっていき、最終的には和文だけで英文が出てくるようになります。これをどんどん進めて繰り返すと、英作文力が格段にアップします。
この流れをどんどん繰り返してヒント無しで英文をすらすらいえる状態に至りましょう!!
参考文献
Ellis, N. C. (2003). Constructions, chunking, and connectionism. The Handbook of Second Language Acquisition. Blackwell.
→ チャンキング(意味の塊での言語処理)の理論的背景
Wood, D., Bruner, J. S., & Ross, G. (1976). The role of tutoring in problem solving. Journal of Child Psychology and Psychiatry, 17(2), 89–100.
→ scaffolding(足場かけ)の概念の源流
Bjork, R. A. (1994). Memory and metamemory considerations in the training of human beings. In J. Metcalfe & A. Shimamura (Eds.), Metacognition. MIT Press.
→ desirable difficulty(望ましい困難)
Tulving, E., & Thomson, D. M. (1973). Encoding specificity and retrieval processes in episodic memory. Psychological Review, 80(6), 352–373.
→ retrieval cue(検索手がかり)による想起促進