コラム

英会話は3か月で身につくか

有名な英語コーチングスクールの広告には、こんな文句が並んでいます。「3か月で英会話ができるようになる」「1年でビジネス英語も対応可能」。
結論から言います。    それ、どうなんやろ。

ぼく自身、以前はそういったスクールの”中の人”でした。多くは語れませんが、イギリスの大学院に留学を経た今も、英語は勉強し続けています。それが一つの答えだと思います。

そもそも「身につく」って、何を指しているのか。

まず整理したいのが、「英会話が身につく」の定義です。
受講生のみなさんが思い描く「ペラペラ」——たとえば外国人相手に詰まらずスムーズに会話できる状態——を指しているなら、3か月での達成はまず無理です。断言しすぎかもしれないので「無理に近い」としておきますが、ほぼそういうことです。
もちろん、受講前の英語レベルによって差はあります。目安として、中学英語の知識がちゃんとあれば(ちゃんとが曖昧ですが、不定詞って言われてあ、あれね。とすぐ説明できたり例文作れたりするレベル)、ペラペラに近くはなれる可能性は大いにあります。練習量次第になってきますが。

社会人の方は働きながら毎日90分、何年も続きますか。
英語コーチングの手法は、仕事をしながら毎日90分〜3時間の学習時間を確保させるものがほとんどです。
「半ば強制的に」やらせる構造、と言えばそうです。追い込まれることで伸びる人もいます。でも、正直に言えば——3か月間フル回転で走り切った反動で、終わった瞬間にやめてしまう人が少なくないというのが現実ではないでしょうか。体感、3割はそうなっている気がします(笑)。

ここで気になるのが、英語コーチング卒業生の「その後」。
卒業後も学習を続けている人は何割いるのか。英語力が実際に上がっているのか。そのデータが、ほとんど公開されていません。結果を追跡した調査がないこと自体、何かを示唆しているとも言えます。

では、どうすればいいのか
3か月で「使える英語の入り口」に立つことはできます。基礎的なやりとりができる、自分の言いたいことを少しずつ英語に変換できる——そのくらいのレベルなら、十分現実的です。
大切なのは、「3か月で終わらせるための英語学習」ではなく、3か月後も続けられる英語との付き合い方を身につけること。
easy cosy Englishが大切にしているのは、そこです。燃え尽きない仕組み、日常に溶け込む学習習慣、そして「英語が出てくる瞬間」を少しずつ積み重ねていくこと。
急がば回れ、というやつです。

Progress, not perfection. 完璧ではなく、前進を。

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